【2022最新】M5Stackシリーズの仕様を完全解説(全6種類)

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M5Stackの種類が豊富で選び方が難しい、、、

こんにちは、クマベです。
この記事では、M5Stackシリーズ(正方形タイプ)の種類や仕様を解説し、選び方のポイントについてご紹介します。
選ぶときの助けになれば幸いです。

M5Stackとは?
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M5Stack Core2 IoT開発キット
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M5Stack Core2 IoT開発キット(中身)

深センのスタートアップ起業が開発した「M5Stack」は小型のマイコンボードです。

5cm✕5cmのコンパクトな筐体の中に、マイコン、液晶ディスプレイ、ボタン、バッテリー、スピーカ、I/Oなど様々な機能が盛り込まれています。

ESP32というマイコンが組み込まれており、Wi-FiやBluetoothによる無線通信なども可能です。

2017年にM5Stackが登場し、その扱いやすさから人気を獲得し、M5Stackを使うユーザーが急激に増えています。

趣味や教育としてはもちろんのこと、実用的なIoT開発をする際にも使われています。

M5Stack公式ページ引用

M5Stackの位置づけ

M5Stackの種類

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M5Stackの種類

M5Stackの種類は大きく6つに分けられます。
なかでも最も人気で王道なのが「CORE」シリーズです。
正方形の筐体に「液晶」をはじめとする様々なモジュールが組み込まれています。

本記事ではそんなスタンダードモデルである「CORE」シリーズを徹底解説していきます。

COREシリーズの仕様一覧

スクロールできます
項目Basic V2.6FIRE V2.6ToughCore2 Core2
for AWS
M5GO v2.6
写真 注1m5stack-basic-v2.6m5stack-fire-v2.6m5stack-toughm5stack-core2m5stack-core2-for-awsm5go-v2.6
CPU240MHz
デュアルコア
240MHz
デュアルコア
240MHz
デュアルコア
240MHz
デュアルコア
240MHz
デュアルコア
240MHz
デュアルコア
Flash16Mバイト16Mバイト16Mバイト16Mバイト16Mバイト16Mバイト
RAM520Kバイト520Kバイト520Kバイト520Kバイト520Kバイト520Kバイト
PSRAM8Mバイト8Mバイト8Mバイト8Mバイト
電源5V @ 500mA5V @ 500mA5V @ 500mA5V @ 500mA5V @ 500mA5V @ 500mA
ポートType-C
I2C
I/O
UART
Type-C
POGOピン
I2C
I/O
UART
Type-C
POGOピン
RS485
I2C
I/O
UART
Type-C
I2C
I/O
UART
Type-C
I2C
I/O
UART
Type-C
POGOピン
I2C
I/O
UART
液晶320 ✕ 240320 ✕ 240320 ✕ 240320 ✕ 240320 ✕ 240320 ✕ 240
スピーカ
マイク
カメラ
IMU6軸6軸6軸6軸
ボタン33タッチ
スクリーン
タッチ
スクリーン
タッチ
スクリーン
3
カードスロット111111
Wi-Fi
Bluetooth
その他機能耐紫外線
耐水性(浸水✕)
振動モーターAWS IoT EduKit
振動モーター
RGB LED ✕ 10
バッテリー110mAh500mAh390mAh500mAh500mAh
製品寸法[mm]54 ✕ 54 ✕ 1854 ✕ 54 ✕ 30.558 ✕ 76 ✕ 4154 ✕ 54 ✕ 1654 ✕ 54 ✕ 2454 ✕ 54 ✕ 21
正味重量47.2g62.3g108g52g101g56.4g
発売日注22021年11月2021年11月2021年9月2020年9月2020年12月2021年11月
参考価格 注36,094円7,623円7,623円7,689円7,623円11,583円
M5Stackシリーズスペック一覧

注1:M5Stack公式ページ引用
注2:Switch Sience 公開日
注3:Switch Science 8月20日時点

またM5Stack本体と拡張モジュールが一緒になった「M5GO IoTスターターキット V2.6」なども存在します。
下記の記事で詳しく紹介してますので、センサなどもまとめて検討されている場合は、こちらもご覧ください。

生産終了になっているM5Stack

2022年8月20日時点で既に生産終了になっているものがあります。
一部在庫があるものは、今でも購入できますが、今後の開発やバージョンが古いことを考えるとおすすめはできません。

  • M5Stack Basic
  • M5Stack Gray(9軸IMU搭載)
  • M5Stack FIRE
  • M5Stack Faces(9軸IMU搭載、各種カバー付き)
  • M5GO IoTスターターキット

M5Stackの種類の選び方

M5Stackの選定にあたり、下記のようなフロー図をご用意しました。

早見表

M5Stack-select-menu
M5Stack(正方形タイプ)選び方

こちらでざっくりとした目安をつけることができます。
細かい点で異なる部分がでてきますので、下記で詳しく解説していきます。

選び方の注意点

上記でご紹介した「生産終了になっているM5Stack」が、サイトによって販売されています。
間違って古いバージョンを選ばないようにする注意が必要です。

M5Stackの入手方法

M5Stackの入手は、「Amazon」もしくは「SwitchScience」で購入するのが一般的です。

Amazonは一部取り扱っていない製品もありますが、送料無料やPrime会員特典といった部分で便利です。
Swich Scienceでも8,000円以上の購入であれば送料が無料になるため、2つ以上買う際には問題ありません。

各M5Stackの紹介

各M5Stackごとの特徴や選定方法について詳しくご紹介します。
※参考価格はSwitchScience 8月20日時点の価格です

M5Stack Basic V2.6

m5stack-basic
M5Stack Basic

・ESP32ベース(Wi-Fi・Bluetooth対応)
・スピーカ、ボタン、カラーLCD、Power/Resetボタン内蔵
・バッテリーは110mAh
・TFカードスロット(最大16GB)
・背面磁石による吸着
・参考価格:6,094円

M5Stackのスタンダードモデルです。
最低限の機能ですが、IoT開発やプログラミング学習に活用可能です。
予算があればもう少しスペックの良いもののほうが安心です。

こんな人におすすめ!
・価格を少しでもおさえたい人
・最低限の機能で充分な人

・Amazon取り扱いなし
SwitchScience

M5Stack FIRE IoT開発キット(PSRAM)V2.6

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M5Stack FIRE IoT開発キット V2.6

・ESP32ベース(Wi-Fi・Bluetooth対応)
・16Mバイトのフラッシュメモリ+8MバイトのPSRAMと大容量
・マイク、加速度センサ、大容量バッテリーなど豊富な機能
・LEGOブロック五感のボトムベース+豊富なセンサとの互換性による高度な拡張性
・Microsoft Azure認定デバイス
・参考価格:7,623円

たくさんの機能が備わったオールマイティなM5Stackです。
高スペックなので新しいアイデアが出てきても対応できます。
Microsoft Azureにも認定されているデバイスです。

こんな人におすすめ!
・いろんな機能を試してみたい人
・スペックが足りないことで後悔したくない人

・Amazon取り扱いなし
SwitchScience

M5Stack Tough ESP32 IoT 開発キット

m5stack-tough
M5Stack Tough IoT開発キット

・ESP32ベース(Wi-Fi・Bluetooth対応)
・16Mバイトのフラッシュメモリ+8MバイトのPSRAMと大容量
・Oリングによるシーリングを備えた耐水性、防水型M12コネクタの採用
・耐紫外線のケース
・ネジ止め、マグネット、粘着テープなど多様な設置方法が可能
・参考価格:7,623円

屋外での設置に向けて設計されているIoT開発キットです。
浸水に対する保護機能はありませんが、防水型になっているため水辺でも活用できます。
ただし、バッテリー式ではない点に注意が必要です。

こんな人におすすめ!
・屋外での設置予定がある人
・水に濡れるような場面で活用する予定がある人

・Amazon取り扱いなし
SwitchScience

M5Stack Core2 IoT開発キット

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M5Stack Core2 IoT開発キット

・ESP32ベース(Wi-Fi・Bluetooth対応)
・16Mバイトのフラッシュメモリ+8MバイトのPSRAMと大容量
・マイク、加速度センサなど豊富な機能
・静電容量タッチスクリーン
・振動モータも搭載
・参考価格:7,689円

M5Stackでタッチスクリーン式のスタンダードモデルです。
一通りの機能が備わっているため、IoT開発や学習など様々なシチュエーションで活用できます。
その使いやすさからM5Stackシリーズのなかでも人気が非常に高いです。

こんな人におすすめ!
・タッチスクリーンで基本的な開発に取り組んでみたい人
・とりあえずM5Stackをはじめてみたい人

Amazon
SwitchScience

M5Stack Core2 for AWS – ESP32 IoT開発キット

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M5Stack Core2 for AWS

・ESP32ベース(Wi-Fi・Bluetooth対応)
・AWS IoT EduKitプログラムのハードウェア
・16Mバイトのフラッシュメモリ+8MバイトのPSRAMと大容量
・マイク、加速度センサ、大容量バッテリーなど豊富な機能
・AWSデバイス認定プログラム検証済み
・参考価格:7,623円

AWS IoT EduKitプログラムのリファレンスハードウェアとなってます。
IoT開発に向けたコストパフォマンスの良い学習が可能です。
スペックも高いため、AWSを利用しないときでも充分な活躍ができます。

こんな人におすすめ!
・AWS IoTとの接続での開発を試したい人
・IoTの学習用でM5Stackをはじめてみたい人

Amazon
SwitchScience

おわりに

本記事では、M5Stack(正方形タイプ)の仕様一覧・選び方について解説しました。

筆者もM5Stack開発をはじめてみたと思ったときに、かなり迷ったので記事を作成しました。
余談ですが、物理ボタンのほうがしっくりきたので「M5Stack FIRE V2.6」を購入しました。

あなたのM5Stack製品選びの参考になれば幸いです。

m5stack-fire-development
筆者が購入したM5StackFIRE V2.6
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