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ハードウェアのプログラミングを子どもに教えてみたいけど始め方がわからない。なにを準備すればいいのだろう?
こういった疑問に答えます。
特に、今回はマイコンがキットになっているもの限定で絞り込み、初心者でも簡単に始められるものをご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
小学生におすすめの定番マイコン
項目 | ESP32 (M5Stack) | Arduino | Raspberry PI |
---|---|---|---|
写真 | |||
スペック | 4 | 3 | 5 |
情報量 | 4 | 5 | 5 |
初心者への扱いやすさ | 4 | 5 | 3 |
拡張性 | 5 | 2 | 3 |
価格 | 4 | 5 | 2 |
合計点 | 21点 | 20点 | 18点 |
現在、小学生のプログラミング教育で主流となっているマイコンは大きく分けて「3種類」あります。
この中のマイコンであれば、どれを選んでも電子工作として使う分には差し支えありません。
各マイコンごとに、性能や扱いやすさ、価格などが違ってきますので、お子さんのレベルや予算によって選んでみてください。
M5Stack(ESP32)のキット
「M5Stack」とは5cm×5cmのコンパクトな筐体の中に、マイコン、液晶ディスプレイ、ボタン、バッテリー、スピーカなど様々な機能が盛り込まれたマイコンボードです。
ESP32というマイコンが組み込まれており、Wi-FiやBluetoothによる無線通信なども可能です。
2017年にM5Stackが登場し、その扱いやすさから人気を獲得し、M5Stackを使うユーザーが急激に増えています。
趣味や教育としてはもちろんのこと、実用的なIoT開発をする際にも使われています。
そんなM5Stackのキットとして定番なのが、「M5GO IoTスターターキット V2.6」です。
M5Stackのマイコンボードに、色を検出するRGBセンサ、赤外線を送受信するIRセンサ、温湿度や気圧を測るENVセンサ、非接触で物体の近づき具合を検出するPIRセンサ、つまみの角度を取得するANGLEセンサなどが付属しており、まさにハードウェアのプログラミングを始めるのに最適な学習セットです。
M5GO IoTスターターキット V2.6記事はこちら
私も購入したので、レビューも書いております。
Arduinoのキット
「Arduino」とはイタリア発祥のマイコンボードで、誰でも簡単にプログラミング学習ができる環境が整っています。
豊富なライブラリが揃っているので、簡単に色々なプログラミングを実行でき、その使いやすさからも世界中で使われています。
あまり高性能ではないですが安価で豊富な環境が揃っているため、はじめの一歩としてはベストなマイコンです。
こちらのキットは、AruduinoのUNOという定番の機種に、学習用の部品がセットになっているものになります。
マイコンだけだと、どうしても何をしたらいいのかが分かりづらいのですが、こちらはチュートリアルが付いていて、付属の部品セットを試しながら楽しく学習することができます。電子工作なども一緒に学べるので、はじめてマイコンを触れるという初心者には、すごくオススメです。
Raspberry Piのキット
もっとパソコンみたいな制御をゴリゴリとやってみたい方は「Rasberry Pi」がオススメです。
Rasberry Piは小さなパソコンのようなもので、OSのインストールからプログラミング環境の構築まで様々なことが学べます。
こちらのキットでは必要な、特殊コネクタや要求の高いACアダプター、microSDカードなどが最初から付属しているので安心です。これにキーボードとテレビもしくはモニターがあればプログラミングを始めることができます。
多少マイコンの開発経験があり、本格的に学習してみたい方に最適です。(正確にはマイコンではないので、マイコンで利用しているようなアナログ入出力などはそのままできないので注意が必要です)
おわりに
今回は、お家でできるハードウェアプログラミングのキットについてご紹介しました。
パソコンこそ用意する必要があるものの、1つのキットでいろんな知識・経験を吸収できるものとなっています。
しかし、一方的に買い与えたり、プログラミングに興味がないのに押し付けてはいけません。
子供というのは自身の自主性というものに強く動かさるため、親が子供に学習させようというスタンスになってしまうと拒絶反応を示して思うようにいかなかったりします。
ではプログラミングに興味をもってもらうためにはどうすれば良いか?
結論、「自分がやっている姿を見せる」「一緒になって学習していく」です。
一人では中々続かないことでも誰かと一緒にやることでちょっとした連帯感も生まれ、長続きするというのはよく聞く話です。
プログラミングの道は長いですが頑張っていきましょう。
もしこの記事が小学生のときの自分のような子どもに届けば幸いです。